山と楽人の旅

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zoom RSS 天空の聖地へ<高野山町石道&金剛山・千早本道>

<<   作成日時 : 2016/12/20 23:54   >>

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今年最後のロングトレイル 3年ぶりに町石道を辿り「天空の聖地」へ

諸事情で忙しくブログ更新をさぼっておりましたが、12月17日(土)高野山町石道を歩いて高野山に行ってきました。今回も12月上旬の金剛山の様子とあわせて公開したいと思います。


<12月3日 金剛山>
まつまさ下駐車場を午前8時25分に出発。ルートは千早本道往復です。山頂9時08分で気温3度。下山終了10時00分でした。

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『国見城址広場』
560回目の捺印をいただき広場へ。路面には霜が降りています。本道を下山です。まつまさ前の風車が復活していました。


<12月4日 金剛山>
まつまさ下駐車場を午前8時04分に出発。ルートは千早本道往復です。山頂8時46分で気温7度。下山終了9時36分でした。
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『千早本道』
新道は木々が落葉してしまったので展望がひらけて文殊尾根方面がよく見えます。この日も早めに下山でした。

<12月10日 金剛山>
まつまさ下駐車場を8時21分に出発。ルートは千早本道往復です。山頂9時05分で気温マイナス0度。下山終了9時52分でした。
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『国見城址広場』
山のまこが夜勤なので短時間の行動です。広場は展望がよくありません。

<12月11日 金剛山>
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夜勤明けの山のまこを職場まで迎えに行き金剛山へ。9時13分まつまさ下駐車場を出発。ルートは千早本道往復です。山頂9時55分で気温マイナス0度下山終了10時43分でした。
山頂まで42分で到着。563回目の捺印をいただき広場へ10時のライブカメラには間に合いませんでした。
下山後スタッドレスタイヤの入れ替えにいきました。雪道対応もして冬の金剛山に不安なく通いたいものです。


<12月17日 高野山町石道>

午前3時14分自宅を出発。一般道を走行して町石道登山口の起点・九度山に向かいます。

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『道の駅 柿の郷くどやま』
3年前にはなかった道の駅 柿の郷くどやまで朝食 を摂取です。綺麗なトイレは人を感知して照明が点く節電式のようです。まだ暗くて外は寒いので夜が明けるのを待ちます。山のまこはロングトレイルに備えて入念に足元のテーピングをしています。

【高野山町石道】
コース総評
慈尊院〜高野山(壇上伽藍)は約19km。6.5km付近あたり(古峠付近)までは標高差400mほどの登り基調。そこからは矢立まではゆるやかな下り基調。矢立から標高差400m以上の再び登り基調で特に40町石付近(国道480号を横断)、大門直下の登りは急であり長時間歩行で疲労している身体には堪える登りとなっています。平均時速3.3km、平坦区間では時速約5kmとまずまずのペースで前回よりも所要時間は短縮できたようです。
コース上に修験の行場のような難所はありませんが、序盤の展望台あたりから樹林帯に入ると展望があるところは限られており単調な道が続くので「精神修行」の道という印象です。エスケープルートもありますが、駅までのアクセスも遠いです。
矢立で給水等可能ですが、慈尊院から約13kmあまりで所用時間約4時間もかかるのでその間の水分等は携行していく必要があります。

6:29町営駐車場 → 6:43慈尊院 → 6:50丹生官省符神社 → 7:26展望台 → 7:45榧蒔石 → 銭壺石 → 7:53雨引山分岐 → 8:25六本杉8:34 → 8:52古峠 → 8:59二ツ鳥居 → 9:18神田地蔵堂 → 9:58笠木峠 → 10:37矢立11:01 → 12:39大門 → 12:57壇上伽藍・根本大塔 → 13:23金剛峯寺

合計行動時間6時間56分

【公共交通機関】
13:35金剛峯寺前 → (南海りんかんバス) → 14:00高野山駅 → (ケーブルカー) → 14:09極楽橋 → (南海高野線) → 14:44九度山駅

九度山駅 → 町営駐車場
「道の駅 くどやま」に立ち寄り「かつらぎ温泉 八風の湯」で入湯。


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『慈尊院』
駐車場から慈尊院(和歌山県伊都郡九度山町)へ移動。寒いのでレインウエアを羽織り、フリースをザックに入れて行きます。慈尊院を起点に2013年1月以来高野山町石道のロングトレイルを辿ります。

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もしかして大師様ですか思わず握手して友好を深めます

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『180町石』
慈尊院から丹生官省符神社に向かう長い石段の途中に最初の180町石がありますが、少し分かりにくい位置に建っていますね。

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『丹生官省符神社』
長い石段を上がると丹生官省符(にうかんしょうぶ)神社です。
前回あった「芽の輪」はこの時期にはありません。「芽の輪」をくぐることにより疫病や罪穢が祓われるといわれていますが、設置されるのは正月〜6月までの半年間だそうです。罪穢(つみけがれ)を祓う夏の大祓(おおはらえ)に使用されることを知りませんでした。
絵馬はなぜか来年の干支の酉になっています。早くも年明けしているんでしょうか

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『179町石』
丹生官省符神社から坂道を下ると179町石が設置してあります。勝利寺前駐車場横の公衆トイレに立ち寄ります。ココから先は町石道に神田(こうだ)の集落まで公衆トイレはありません。
町石道を進みますが、すべてが町石道沿いにある訳ではないので、今回も見落とした町石が結構ありました。

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広域農道を横断。柿畑の沿道を行きます。和歌山は富有柿の名産地だそうですが、柿の旬は過ぎているようです。

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眼下に登ってきた道が見えます。紀ノ川の手前が九度山町、対岸が高野口町でしょう。金剛山は雲がかかっているようです。

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展望台まで上がると高野三山方面が見えています。右端のピークが弁天岳(標高984m)で大門はあのピークの裏側です。まだまだ高野山まで先が長いです。
待ってろ〜大門!

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『無人販売』
町石道をさらに進むと柿とみかんの無人販売所があります。1袋100円で山のまこは購入したそうでしたが、重量増量が厳しいので断念しました。

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『榧蒔石』
柿畑を抜けて町石道は樹林帯に入ります。一時的に少量の雨が降りましたがすぐに止みました。
前回見落としていた榧蒔石(かやまきいし)に立ち寄ります。弘法大師が町石道を登る途中、当時の山崎の集落の貧しさを見かね、この石の上から榧の種を蒔いたそうです。榧の木はアクが強く虫に食われることもなく成長に時間がかかることから歪みが少なく、木材として大変優れており碁盤や住宅の住材として使用されているようです。油分を多く含み食用、絞って燃料としても使用できるんだそうです。弘法大師はこのような実用的な知識を持っていて人々を救うために実践した人だったのでしょう。

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『銭壺石』
町石道をさらに進みます。銭壺石(ぜんつぼいし)という石があります。鎌倉時代に町石道整備作業の際、この石の上に置いた壺に給金を入れ作業員に掴み取りさせて与えたという伝承があるそうです。
銭壺は形状が上部がくびれており手の大小で掴める量に差がなかったそうです。欲を出してたくさん掴もうとしてもダメだということですね。

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『154町石』
前回はよく分かっていなかったのですが、古い町石が破損している横に新たに町石が設置されています。このように破損している町石は意外と多かったのには驚かされました。

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『149町石』
こちらは左側の町石が途中で割れたのを再び修復していますが、元の石がなくなったのか?一部別の石で補強されているのが分かります。
弘法大師の頃は木製の卒塔婆でしたが、鎌倉時代約20年かけて石製卒塔婆が建てられたのだそうです。現存しているもので鎌倉時代のものがまだ残っていたら貴重ですね。

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『一里石』
一里石のところまで来ました。約4kmは歩いてきた目安です。町石道の向かいから軽トラがやってきたのでビックリします。どこへ行くのでしょうか?

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『町石道』
落葉が多いので滑らないよう足元には気をつけて行きます。いにしえの町石道はよく泥濘化したというのでこんな感じの区間が多かったのでしょう。

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『六本杉』
8時25分六本杉に到達。別名を六本杉峠、天野峠といい丹生都比売(にうつひめ)神社との分岐です。パンを摂取して休憩をとります。路面には少し残雪がみられており寒くてレインウエアが脱げません。

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丹生都比売神社は過去に観光で立ち寄っているので今回は行きません。案内図によると六本杉峠から下って神社から登って二ツ鳥居で合流できるようです。六本杉では10分ほど休憩してから次に進みます。

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『古峠』
8時52分 古峠に到達。ココから坂を下ると南海・上古沢駅にエスケープできる分岐です。エスケープといっても駅までは遠いです。
某ドラマ風にセリフを棒読みです。「前進あるのみ!」 「御意!」 あんな大名行列みたいなペースで歩いたらもちませんよくだらないことを言っていると前から冷ややかな視線を感じて余計に寒くなってきました。精神修行のような道はまだまだ続くのでした。ココらあたりから神田、笠木峠経由で矢立まで標高をなだらかに下げていくことになります。

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『天野の里』
展望台から丹生都比売神社のある天野の里を望みます。展望台にはAEDが設置してありました。

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『二ツ鳥居』
8時59分 二ツ鳥居に到達。

2016年10月 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の追加登録がありました。
高野参詣道はそのうちの4地点です。
@三谷坂(かつらぎ町) A京大坂道不動坂(高野町) B女人道(高野町) C黒河道(橋本市、高野町、九度山町)

@三谷坂は別名・勅使坂とも呼ばれ、高野山参詣道の町石道まで丹生都比売神社を経て八町坂を登り二ツ鳥居で合流する道だそうです。
平安時代はまだあまり整備されておらず、泥濘化する町石道を避けて急峻な山道ながら水はけがよく、丹生都比売神社に立ち寄ることができて近道でもあった三谷坂がよく利用されていたようです。

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『白蛇の岩と鳥居』
白蛇明神を祀る垂迹岩があるようです。昔丹生都比売神社へ参る僧が、この岩の隙間に入り込もうとしていた蛇を杖でつついて驚かせたたところ、丹生都比売神社からの帰途に、この岩の前で白い大蛇が待ち構えていたという言い伝えがあります。
白蛇を見ると幸せになると言われているそうですが本当でしょうか?

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『神田応其池』
紀伊高原ゴルフクラブの第13番ホール。善之竜王を祀る応其池越えのPar4を町石道からみた眺めです。祀っている上をゴルフボールが飛んできて竜王の怒りに触れなければイイのですが。
かつて神田の里は丹生都比売神社に米を献上する水田があり池は田に引く水を溜めておく役割があったようです。池の名は溜池築堤が得意だったという木喰応其(1536?〜1608)が由来との説があります。
フィールドからゴルフをプレーをする人の声が聞こえてきます。本日は曇りメインの天気ですが、この時は晴れていました。

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『神田地蔵堂』
神田(こうだ)の集落にある公衆トイレには立ち寄らず次に進みます。

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『遍路道』
高野山町石道は四国八十八ヶ所の「遍路道」でもありました。満願成就目指してココを行く人の姿が今までもこれからもあることでしょう。

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『町石道』
後方から健脚な単独男性が私たちを追い抜いて行かれました。意外にも大門までの町石道の区間で出会った登山者は計2名だけと今回は少なかったです。

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『笠木峠』
9時58分 笠木峠に到達です。86町石が建てられています。

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『矢立茶屋』
10時37分 国道480号と国道370号の合流地点矢立に到着。60町石が建てられています。公衆トイレに立ち寄ります。
ここからは高野山までさらに約2時間、6kmほどの行程です。まだ先があるので温かい飲料水を自販機で購入。パンを摂取して休憩です。
家から山専ボトルに湯を入れて用意してくることも考えましたが、道中で購入できると思い今回は持参しませんでした。ただ山域・行程によっては用意して行った方がよいですね。

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『やきもち』
矢立茶屋に立ち寄り名物「やきもち」を購入。120円。

早速やきもちをカセットコンロ上の網で炙っていただくことにします。店の女性の方が気さくで親切にも箸を用意してくださったので使用します。少し前に団体さんが20名ほど町石道を登って行かれたそうです。先日高野山でも今季初冠雪だったそうですね。
やきもちは炙ると香ばしくて美味さUPでした。番茶も温かくて美味しかったです。
休憩を終えて行動再開。やや勾配のある坂道を登って行きます。矢立から大門までの間に集落はありません。
11時10分 袈裟掛石通過。11時12分 押上石通過。

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『40町石』
国道480号線を横断すると40町石です。ここでカメラのバッテリー切れとなり以降スマホ併用で撮影です。寒さで予想以上にバッテリー消耗が激しく、バッテリーの予備も持参していませんでした。某ドラマの女医のように「私失敗しないので」と豪語するどころか私は失敗だらけです
12時15分 鏡石通過。

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『大門』
12時39分 高野山大門に到着です。標高差約700mあまりを約6時間かけて登ってきました。気温は2度。
胸ポケットにカメラを入れて温めていたらカメラがバッテリーが復活して数枚だけ撮影できました。

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『5町石』
5町石を通過して壇上伽藍に向かいます。

このような「町石卒塔婆」は仏教の宇宙観を表しているそうです。上から空(宝珠)・風(半円)・火(三角)・水(円)・地(四角)の五輪があります。木製・石製の卒塔婆も形状は違いますが、仏教の世界観を表していることに変わりはないようです。

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『1町石』
大門通沿道の柵内に1町石を確認しました。ここまで長い道程でした。

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『壇上伽藍・中門』
12時57分 壇上伽藍・中門に到達。2015年に高野山開創1200年を記念して172年ぶりに中門が再建されました。木造入母屋造、檜皮葺の屋根で丹土色に塗られています。持国天像と毘沙門天(多聞天)像の2体が修復されたのに加えて増長天像と広目天像が新造され、門には4体が安置されることになりました。
境内はまだ残雪がみられました。金剛峯寺に参詣して行動終了。

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『真田赤備え列車』
南海りんかんバス、ケーブルカー、南海電鉄を乗り継いで九度山に戻りました。極楽橋〜九度山は「真田赤備え列車」に乗車。座席には六文銭の装飾です。今度高野山に行く時はゆっくりと巡ってみたいです。

次回も金剛山に行きたいと思います



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